潮来水郷エリアの釣り

迷ったら、まず店で聞ける。

はじめての釣り場で最も困るのは、どこに立ってよいかわからないことです。潮来には駅のすぐ近くに老舗の釣具店があり、その日の状況を聞いてから釣り場に向かえます。この「相談できる」という条件は、初心者にとって設備以上に価値があります。

潮来水郷エリアはどんな釣り場か

ファミリー向け ★★☆ 釣具店が近い 初心者相談OK

全体的にブラックバスシーバスアメリカナマズを狙うなら候補に挙がるエリアです。

潮来市周辺に位置し、「北利根川」「前川」「外浪逆浦」「北浦」の各エリアに分かれています。

潮来駅のすぐ近くには老舗の釣具店があり、初心者の方でもスタッフに相談しながら道具やポイントを選べるため、はじめての方にも心強いエリアです。

「水郷」と呼ばれるこの地域は、大きな川から細い水路までが網の目のように入り組んだ特殊な地形をしています。そのため、ごく狭い範囲の中に全く異なる条件の釣り場が密集しています。初心者が迷ったら、まずは駅前の釣具店で「子どもと一緒で安全な場所はどこか」「今の時期、一番簡単に釣れる魚は何か」「その魚を釣るためのエサと仕掛けはどれか」の3点を聞いてみましょう。現地の最新情報を得ることが、ボウズ(1匹も釣れないこと)を避ける最大の近道です。

設備とアクセス

アクセス:潮来市周辺/ 地図を開く

潮来水郷エリアの設備情報
トイレ 場所による 駐車場 場所による
足場 場所による 釣具店 あり(潮来駅近く)
遊漁券 北浦・北利根川・外浪逆浦は不要(海区) エリア 北利根川・前川・外浪逆浦・北浦

潮来釣具センター

潮来駅の目の前にある全国的に有名な老舗釣具店です。店舗の裏に専用駐車場があり、ルアーからエサ釣り用の仕掛けまで何でも揃います。スタッフが地元のフィールドに精通しているため、まずはここで買い物をしてから釣り場へ向かうのが定番のルートです。

前川(あやめ園周辺)

潮来釣具センターから歩いてすぐの場所にある水路です。水郷潮来あやめ園の周辺は遊歩道として整備されており、足場が平らで子ども連れでも安心です。あやめ園内に公衆トイレもあるため、いざという時も困りません。街中のため路駐は厳禁ですが、駅周辺の有料駐車場を利用すればスムーズです。

北利根川(牛堀周辺)

川沿いに車を停めやすいスペースが点在しており、足場の良い護岸が続きます。近くに「水郷北浦 霞ヶ浦開発事業記念公園」などがあり、トイレ休憩の拠点として利用できます。川幅が広く見晴らしが良いため、気持ちよく竿を出せるポイントです。

エリア別の特徴

潮来水郷エリアは「北利根川」「前川」「外浪逆浦」「北浦」に分かれ、それぞれ水深、流れ、釣れる魚が異なります。

北利根川

霞ヶ浦と外浪逆浦を結ぶ川幅の広い川です。流れがあり、アメリカナマズやシーバスの魚影が非常に濃いエリアです。足場の良い護岸が多く、子どもと並んで竿を出しやすいためファミリー向けです。

前川

潮来市街地を流れる細い川で、流れは緩やかです。ブラックバスの有名ポイントですが、ブルーギルなども多く小魚狙いにも向いています。あやめ園周辺は足場が良く、子連れでの短時間の釣りに最適です。

外浪逆浦(そとなさかうら)

北利根川と常陸利根川の間にある湖のような広い水域です。風の影響を強く受けやすく、波立ちやすいため天候の確認が必須です。護岸は整備されていますが水面まで少し高さがある場所が多いです。

北浦(最下流域)

潮来エリアに接する北浦の最下流部は、ゴロタ石(硬い石)が入っている場所が多く、根がかり(仕掛けが引っかかること)しやすい地形です。足元は滑りやすいため、子ども連れにはやや不向きです。

狙える魚

ブラックバスは前川の橋脚周りや北浦の石積みなどの障害物周辺で、春から秋にかけて狙えます。シーバスは北利根川や外浪逆浦など流れの通る場所で夕方以降に活発になります。アメリカナマズは北利根川の護岸から、匂いの強いエサを投げ込んでおけば春から秋にかけて高確率で釣果が出ます。

季節別の狙い方

春(3〜5月)

水温が上がり、ブラックバスやアメリカナマズが浅場へエサを求めて動き出します。水路の多い潮来エリアは水温が上がりやすいため、春の早い時期から釣果が期待できます。日中が釣りやすいですが、春特有の強い風が吹き抜ける日もあるため、風を避けられる細い水路(前川など)を選ぶのがコツです。

夏(6〜8月)

アメリカナマズが最も簡単に釣れる季節です。北利根川などでブッコミ釣りをすれば子どもでも強い引きを楽しめます。ただし、日差しを遮る場所が極端に少ないため、日中の釣行は熱中症の危険があります。朝の涼しい時間帯か、夕方の日が沈みかけたタイミングの数時間に絞って行きましょう。

秋(9〜11月)

魚たちが冬に備えて荒食いをする、釣りのベストシーズンです。シーバスの数釣りも期待でき、様々なルアーに反応が良くなります。気候も安定して過ごしやすく、ファミリーでのんびりと楽しむには最適な季節です。有名ポイントには多くのアングラーが訪れるため、先行者への配慮を忘れずに。

冬(12〜2月)

水温が一桁まで下がり、ブラックバスなどの魚は水深のある場所の底でじっとして動かなくなります。アタリが遠のき、さらに冷たい北風が水面を吹き抜けるため、体感温度は非常に低くなります。子どもが長時間待つには過酷すぎる環境のため、この時期のファミリーフィッシングはお休みするのが無難です。

子どもと行くときに確認すること

水路の護岸は、垂直に切り立っている場所があります。

水郷エリアの水路は農業用・治水用に整備されたもので、岸から水面まで垂直に落ちている区間が少なくありません。落ちると自力では上がれません。ライフジャケットを着用させ、立つ場所は必ず大人が確認してください。

持ち物チェックリスト

切り上げどきの判断

子どもの集中力は1〜2時間程度です。「エサがなくなったら終わり」「お昼ごはんになったら帰る」など、事前にルールを決めておきましょう。釣れない時に無理をして長居しても、子どもが飽きてしまうだけです。

釣具店で相談するときの流れ

お店に入ったら、まずは「子どもと一緒で、はじめて釣りをします」と素直に伝えましょう。そのうえで「足場が安全でトイレに近い場所はありますか?」「一番簡単に釣れるエサと仕掛けのセットを教えてください」と聞けば、プロの視点でその日に最適なプランを提案してくれます。

注意点

遊漁券が必要な水域、不要な水域

このエリアで最初に押さえるべきなのが、水域による扱いの違いです。

漁業法上、霞ヶ浦は西浦だけを指すのではありません。広い意味での霞ヶ浦には、西浦、北浦、常陸利根川(北利根川・外浪逆浦・常陸川)、鰐川、横利根川が含まれます。これらは湖でありながら海区の指定を受けており、海と同じ制度が適用されるため、遊漁券は必要ありません。

つまり、このエリアの「北浦」「北利根川」「外浪逆浦」は、いずれも広義の霞ヶ浦に含まれる水域です。

ただし、前川のような個別の水路は別途の確認が必要です。

海区と内水面の境界は茨城県の告示で個別に定められており、河川ごとに境目の位置が指定されています。竿を出す予定の場所が海区の範囲に入るかどうか判断できない場合は、釣具店で確認するか、霞ケ浦北浦水産事務所漁業調整課(029-822-7269)に問い合わせてください。

なお、海区にあたる水域では、まき餌釣りが認められていません。竿釣り・手釣りが基本になります。

周辺には農地や民家が隣接する区間があります。駐車場所、ゴミ、騒音への配慮が必要です。

農道への駐車と立入制限

水郷エリアは周囲が農地(田んぼ)に囲まれている場所が多くあります。農作業用のトラクターが通る細い農道に車を停めると、地元の方の多大な迷惑になります。必ず駐車可能な広いスペースや、邪魔にならない場所を選んでください。また、水門や排水ポンプ場の周辺は危険なため立入禁止や釣り禁止の表示があることが多いです。フェンス越しに無理に竿を出したり、看板を無視して侵入する行為は絶対にやめましょう。

遊漁券の要否や規則は水域ごとに異なり、変更されることもあります。釣行前に関係機関または釣具店で最新情報をご確認ください。境界の詳細は茨城県の適用範囲の境界についてで公表されています。

よくある失敗と対処

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